ファスティングは何日やる?効果と注意点まとめ
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    テレビや雑誌などで、一度は「ファスティング(プチ断食)」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
    ファスティングは一定期間、固形物を摂りません。
    ただ、一切何も口にしない断食と違って、酵素ドリンクなどの水分は飲めるので、「苦しくない断食」といわれています。
    ダイエット以外にも多くの効果があり、健康的なダイエット法として親しまれています。
    ファスティングは「短期間ダイエット」としても知られていますが、実際のところ、プチ断食を何日やれば効果が得られるのでしょうか?
    食べることを控える分、リバウンドしないかどうかも気になるところ。
    今回はそんな「ファスティング(プチ断食)」について、効果や注意点をまとめてみます。

    ファスティング(プチ断食)とは

    まず初めに、本来、ファスティングの目的はダイエットではありません。
    結果としてダイエットなど沢山の効果を発揮しますが、一番の目的は「体に溜まった毒素を取り除き、リセットする」ことです。
    働き続けている内臓をお休みさせることで、吸収・消化の回復も見込めます。
    ファスティングの歴史は古く、原始時代から行われていました。
    ファスティングに関して、世界には様々なことわざがあります。
    • ドイツ「断食で治らない病気は医者でも治せない」
    • フランス「断食はメスを使わない手術である」
    • アメリカ「全ての薬で一番良いのは、休息と断食である」
    日本にも、「腹八分目に医者いらず」なんてことわざがありますね。
    人類が1日3食するようになったのは、長い歴史から見れば、ごく最近のことです。
    とくに現代では、ファーストフードや加工食品など、食品添加物が多く含まれていたり高カロリーな食事が増えています。
    一方で、多くの現代人は運動量が減っている現状もあります。
    食べ過ぎ等の食生活は、健康にダメージを与え、さまざまな病気を招いてしまうことが分かっています。
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    ファスティングの具体的な効果

    デトックス効果

    胃腸の働きや体内環境が整って、元気になったり、便秘改善も期待できます。
    腸が元気になるとリンパ球の働きも良くなり、免疫力が上がります。
    一方で、ファスティングを行うことで身体の毒素が排出されるため、一時的にさまざまな症状が起こることがあります。
    これを、好転反応と呼びます。
    好転反応は、体質改善のための身体の変化です。
    ファスティング中の好転反応は、デトックスが上手くいっている証拠とされています。
    好転反応の症状は、例えば次のようなものです。
    ・頭痛
    ・眠気
    ・風邪っぽい
    ・吐き気、めまい
    ・肩こり
    ・腰痛、関節痛、胃痛など身体の痛み
    ・肌荒れ
    ・体臭、口臭
    ・下痢、便秘
    など
    もちろん全ての症状が出るわけではないし、好転反応の症状が全く現れない人もいます。
    日常生活が乱れていたり慢性的な不調があると、症状が強く出やすいと言われています。
    他に、弱っている人、冷え性の人、初めてファスティングをする人なども、症状が現れやすいでしょう。
    一過性のものなので、毒素が排出されて徐々に症状は治まってきます
    症状が出たときは「あぁ、老廃物が溜まってたんだな」と捉え、安静にしていましょう。
    あまりに状態がひどかったり、続く場合は、ファスティングを中止する判断も大切です。
    好転反応など方法や判断に不安を感じる方は、専門家の指示のもとファスティングすることをオススメします。

    ダイエット効果

    ファスティングは一定期間、固形物を口にしません。
    そのため、体脂肪が少しずつ落ちてきます。
    短期間で効果が出てくるため、ダイエットが続かなかったり、なかなか変化が出ない方でも取り組みやすいダイエット法です。
    代謝が上がるので痩せやすい身体にもなり、体質も改善されるため、リバウンドを招きにくいとも言われています。
    (もちろん、断食前の生活習慣に戻してしまえば、当然リバウンドします)
    まずは月に1回など、継続して行うことで、よりダイエット効果を得られます。
    女性は、生理直後から1週間が最も痩せやすい時期と言われています。
    この7日間にファスティングを取り入れると、より効果的です。
    ファイスティング期間後は有酸素運動を生活に取り入れて、上がった代謝をキープすることが大切です。

    美肌効果

    老廃物などが排出されて血流が良くなるので、血色や肌の調子が良くなります。
    実際、ファスティングで肌がツルツルになった!という方は、とても多いです。
    ニキビや乾燥肌など、ファスティング中は好転反応で一時的に肌トラブルが悪化することがあります。
    しかし、ファスティングが後半に差しかかるにつれて、徐々に肌が変化し始めます。
    ダイエットしながら美肌にもなれるのは、とっても嬉しいですよね♪
    「お肌は内臓を映す鏡」と言われています。
    内臓機能が改善されるため、自然とお肌もキレイになるのです。

    五感や感性が研ぎ澄まされる

    個人差はありますが、五感(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚)や感性が研ぎ澄まされます
    これも、ファスティングの大きな効果のひとつです。
    さまざまなファスティング効果がある中で、一番「体質が改善されてる…!」を実感したり感動する部分かもしれません。
    感覚が研ぎ澄まされることで、生活の質が非常に上がります。
    • 集中力が高まる
    • 心が穏やかになる
    • 野菜など素材そのものの味の美味しさに感動出来るようになる
    • 化学調味料や濃い味付け、高カロリーなものを拒否するようになる
    • 視界が明るく、鮮明になる
    • 頭が冴えて、見失いがちなことや大切なことに気付けるようになる

    など

    味覚に関しては、食の好みが変わることで、よりダイエット効果に繋がります。
    また、ストレスを抱えがちな現代人にとって、心身を穏やかにリセット出来るのも、大きなポイントです。

    自然治癒力が高まる

    内臓をお休みさせて回復し、血流が良くなることで、自然治癒力が高まると言われています
    自然治癒力を高めることは、様々な病や症状改善への大きな力となります。
    ファスティングにより花粉症やアトピーが軽減したり治ったりする症例がありますが、これらも免疫システムの再生によるものです。

    チェック

    徐々に科学的にも実証されつつあるファスティング

    南カリフォルニア大学長寿研究所のヴァルテル・ロンゴ教授らの研究により、ファスティングを行うことで「免疫システムが再生する」ことが明らかになっています。
    他にも、世界各国の研究結果により、短期間の断食には様々な健康効果があることが報告されています。

    実際、ヨーロッパではファスティングによる治療方法は、ごく一般的です。

     

    一方、ファスティングは自己責任で無理せずに行うものです。
    好転反応のひとつで、持病が一時的に悪化することもあります。

    重い病気を抱えていたり、極端に体力のない人の場合は、自己判断に頼らず、医師の指導のもと、プロのファスティングの人に従い、判断してもらいましょう。

    ファスティングの注意点

    ファスティングは、自己責任で行うものになります。
    注意点を把握した上で、取り組むようにしましょう。

    ファスティングに注意が必要な人

    • 成長期である中学生以下や、高齢で体力がない方
    • 過去に脳卒中や脳梗塞、心筋梗塞を起こした経験のある方
    • 妊娠中・授乳中の方
    • 極端に痩せている方
    • 持病がある方、薬を常用している方
    上記に当てはまる方は、自己判断は避けましょう。
    必ず医師やファスティング専門家に相談して、判断してもらうようにします。
    また、体調がすぐれない時や強いストレスを感じている時は、ファスティングは避けた方が良いでしょう。

    ファスティング中の激しい運動は禁止

    ファスティング中の激しい運動は、貧血や脱水症状を招いてしまう危険があります。
    ただ、水分しか摂らないため、筋力が低下しがち。
    筋力維持して代謝を上げるために、有酸素運動は必要です。
    運動を取り入れることで、脂肪が燃焼されたり、血行促進にも繋がります。
    ヨガや軽いウォーキングなど「ゆっくりとした運動」を取り入れるようにしましょう。

    ファスティングのルールを守る

    ファスティングの種類によって、ファスティング中の過ごし方は多少違います。
    水分以外は摂らないファスティングもあれば、特定のものであれば食べて良いファスティングもあったりします。
    ただ、どのファスティングにも、必ずルールがあります。
    例えば、口にして良いものの制限や、ファスティング前後の過ごし方など。
    ルールを守って過ごさなければ、ファスティングの効果は十分に得られません。
    ファスティング前の過ごし方によって、ファスティング中の体調が左右されたりもします。
    難しいルールはありませんが、「カフェインは控える」や「いきなり普通食に戻さない」など、推奨される方法を守るようにしましょう。

    ファスティング期間は、続けられるものを選ぶ

    「ファスティングの効果は、3日目以降から現れる」とよく言われます。
    たしかに、3日目以降に変化を感じる人は多く、断食期間3日間~5日間のファスティングはとっても効果的です。
    ただ、一概に「3日間~5日間断食しなきゃダメ!」とも言えません。
    例えば、半日ファスティングを毎日など頻繁に正しく取り入れることで、ファスティング効果を得ている方も多くいるからです。
    1週間ほどファスティングをして他の日常を改善せず過ごすならば、日常的に半日ファスティングをする方が体質改善に繋がると思います。
    内臓をしっかりお休みさせるのであれば、3日間~5日間プチ断食がスタンダードです。
    ファスティング前後の食生活はしっかり守り、ファスティング以外の日常でも食生活に注意したり運動を取り入れることで、より多くのファスティング効果を得ることが出来るでしょう。
    プチ断食3~5日間は、初心者からするとハードル高く感じてしまいますが、案外楽だったりもします。
    ご飯を食べていた時間がなくなるので、必然的に自由時間が増えますよ
    「まずは半日ファスティングで体験してる!」も良いと思います。
    取り入れやすい期間、続けられそうな方法で始めてみましょう。

    ファスティング効果を活かして、生活改善!

    ファスティングは、ダイエットにはもちろん、健康や美容にも効果的です。
    ただファスティング後、普段通りの生活習慣に戻してしまうと、身体も当然、元に戻ってしまいます。
    ファスティングで得た効果を活かしながら、食生活を見直してみることも大切です。
    筋肉を動かさないと脂肪がたまってしまうので、日常に運動や筋トレを取り入れることも忘れずに。
    ファスティング後に「いつも食べ過ぎてたな」と感じるようであれば、食事の「毎日制限」を取り入れてみるのも良いかもしれません^^
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